TSKaigi 公式ブログ

TSKaigiは、日本最大級のTypeScriptをテーマとした技術カンファレンスです。

TSKaigi 2024のプロポーザルを募集しています!

TSKaigi運営チームのberlysiaです。

2024年5月11日(土)に東京・中野で開催する「TSKaigi 2024」では、トークのプロポーザルを2024年2月29日(木)まで募集しています。

TSKaigi 2024で募集するトークの条件は、TypeScriptに関係する話題であること、だけです。この記事ではよりイメージがしやすいように、TSKaigiをどのようなイベントにしたいのか、どんなトークを期待しているかをご紹介します。

TSKaigiに込める思い

TypeScriptを扱うすべての人のためのイベント

TSKaigiは、TypeScriptを扱うすべての人が集い、交流し、学びあう場所となります。

TypeScriptによって何を記述するかは多様です。フロントエンドやサーバーサイド、IaCとしてインフラ、ライブラリやツールはもちろんのこと、TypeScriptという言語自体の開発にも使われています。

TypeScriptの活用領域は、JavaScriptのそれと同等かそれ以上にわたります。Webサービスだけでなく、デスクトップアプリケーションやスマートフォンアプリケーション、ゲーム、IoT、XR(VR, AR, MR)、そして私たちの思いもつかないところで活用されていることでしょう。

これだけ広い活用領域ですから、TypeScriptを書く人たちも多様です。熟練のTypeScriptエンジニアだけでなく、プログラミング初心者、ほかの言語の経験が長い方、開発を主とする職種ではない方、学生の方など、さまざまな人がTypeScriptを使っています。

 

TSKaigiは、このすべてが交わる場所をつくります。それぞれの人が持つ知識や経験を共有し、新たな発見やアイデアを得る場所を目指します。

国内の大規模コミュニティの不在に際して

TSConf JP 2020の新型コロナウィルス流行に伴う開催中止を最後に、国内での大規模なTypeScriptコミュニティのイベントは開催されていません。主催団体であったTypeScript JPも2023年9月に解散を発表しました。

各言語の名を冠した大規模イベントは各所で開催され、それぞれの形で親しまれています。TypeScriptの名を冠する大規模イベントが失われたことは、TypeScriptコミュニティにとって大きな損失でした。

 

TypeScriptの利用に際して求められる知識やスキルは、JavaScriptとの密接な関係にもかかわらず、TypeScriptに独特なものを多分に含みます。JavaScriptのコミュニティイベントに持ち込むにはそぐわないような話題も容易にでてくるでしょう。

いま、日本のTypeScriptコミュニティの中心となるイベントが必要です。

求めるトークは「TypeScriptに関する話題」すべて

TSKaigiのトークは、コミュニティの皆さまからのプロポーザルから選定します。

トークの話題の条件は、TypeScriptに関係する話題であること、たったこれだけです。以下はすべて例です。

  • 言語特性やエコシステムに関しての話題
    • TypeScriptの言語機能
    • Compiler API、内部実装、型の理論、いわゆる型パズル
    • TypeScriptでの利用に特徴あるライブラリ、フレームワーク、ランタイム
    • ベストプラクティス、アンチパターン、それらを包括する議論や問題提起
    • エコシステムそのもの、言語そのものに関するその他なんでも
  • 多様な利用領域での活用事例、ノウハウ
    • Webフロントエンド、バックエンドやインフラはもちろんOK
    • スマートフォンアプリ、デスクトップアプリ、ゲーム、IoT、XR(VR, AR, MR)
    • そのほか、ここに予想もしないものまで
  • TypeScriptを使った開発に関する話題
    • チーム開発、CI/CD、テスト、デバッグ、モニタリング、デプロイ、運用
    • 開発ツール、エディタ、IDE、ツールチェーン、ツールの開発、ドキュメンテーション
    • うまくいったこと、うまくいかなかったこと

こんなところでこんな使い方もできるのかTypeScript! という驚きを得られるような話題に出会えたら、と思っています。

決して高度で専門的な話でなくて構いません。あなたの体験したこと、経験したことからくる話題を、ぜひお聞かせください。

トーク枠は30分と5分の2種類

TSKaigiのトークは、30分のセッションと、5分のライトニングトークの2種類があります。適したほうにご応募ください。

30分のセッションは、じっくりお話しいただくための枠です。少なくとも20分以上を目安としていただければ、時間を使い切る必要はありません。大丈夫、しっかり説明しようとすると、時間はすぐ足りなくなります。

ライトニングトークは、いわゆる狭義のLTとして、5分で設定しています。詰め込むもよし、ワンイシューで攻めるもよし、あなたのスタイルでお話しいただければと思います。

 

大規模イベントでの発表が初めての方や、TypeScript初心者の方からの発表も受け入れやすいように、ライトニングトークは気持ち多めに枠を設ける予定です。

投稿いただいたプロポーザルは、応募締切までは投稿後も更新を受け付けています。プロポーザルとしてテキストが決まりきっていないなーと思えても、とりあえず送信まで済ませておくのがおすすめです。

プロポーザルの選考について

プロポーザルの選考は、TSKaigi運営チーム一同に加え、お招きした選考委員の方にもご協力いただいて実施します。(IDアルファベット順)

TypeScriptという言語自体や、その多様な活用のまわりで著名な方々のご協力をえて、TSKaigiが目指す「TypeScriptを扱うすべての人のためのイベント」をつくっていきます。

TSKaigi 2024のトークのプロポーザルは、2024年2月29日(木)まで受け付けています。詳細は、TSKaigi 2024 | プロポーザル募集をご覧ください。

おわりに

TSKaigi 2024は、2024年5月11日(土)に東京は中野、中野セントラルパークカンファレンスにて開催します。

トークのプロポーザルは、2024年2月29日(木)いっぱいまで募集しています。TypeScriptの多様な姿を、馴染みのあるものから思いもよらないものまで扱う、学びと驚きにあふれたイベントにしたいと思っています。

みなさんのご応募を心よりお待ちしています!